He came here to meet you ~ニセモノの愛~



体が強張る





真「大丈夫?せいなちゃん?・・・・顔色、悪いよねぇ・・・・」



そうは言うものの、顔は笑っている











真「・・・・恐いんでしょ?俺が何か言わないか」





そうだ。誰かにしゃべったら、どうすればいいか


藍原くんが誰かにしゃべったら・・・・


私は・・・・・








真「ね・・・・?そろそろ返事ちょうだい・・・・・?」


近づいて、手を伸ばすと、私の髪に触れる


そして、私の髪を藍原くんの唇に寄せる





そっとキスを髪に落とす





そして、髪から手を離し


ゆっくりと近寄る





「や・・・・めて・・・・・」


私の言葉を無視して、どんどん近寄る





藍原くんの顔と、私の顔が重なりそうになる








真「別に悪い話じゃないと思うけど、」








真「考えてみてよ?俺と付き合えば、秘密はバレないし。なにより、堂々とお兄ちゃんを見てられる・・・・・」





「・・・・そんなことして、・・・・・だいたい、藍原くんの目的は何?」


そう藍原くんに言うと


クスリと笑う


真「フフッ・・・・簡単ですよ?俺は約束を守るかわりに、せいなは彼女の役割を果たしてくれれば、」