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柊「・・・・いな、せいな?」


名前を呼ばれてハッとする





「あっ、・・・・ごめん、・・・・何?」



柊「いや・・・・あのね、どっちがいいと思う?」



目の前に、2本のネックレスがキラキラと光る







やだ…自分、お兄ちゃんといっしょにいるのに、ぼーっとしちゃって








「うーん、こっちかな?ユキさんにすっごく似合うと思う」


柊「じゃあ、これにするわ。ちょっとレジ行ってくる。」


「うん。」





お兄ちゃんの後ろ姿を見送る











『オニイチャンを見る目じゃない』


私・・・・そんな目してる?





鏡に目を移す


鏡にはよく見る自分の顔





『異性として想ってる、変態』