「お兄ちゃん!」
声のする方を見てみると、お兄ちゃんがこちらを手招きしていた
・
「何?どうしたの?」
柊「今日の帰りに一緒に寄って欲しいところがあるんだけど、行ける?」
「うん、大丈夫だよ。」
笑顔でそう言うと、
お兄ちゃんの目元が緩み
優しい顔で微笑む
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柊「ありがとう」
そう言って、私の頭をクシャッと撫でる
それだけでドキッとする
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柊「じゃあ、後でな」
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お兄ちゃんの後ろ姿を見送る
さっき撫でられた、頭を触ってみる
・
さっきお兄ちゃんが撫でてくれた
そう思うだけで、口元が緩む
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ふと、視線を反らすと、
・
・
私をじっ、と見ている。
そして、私に気付き、
ニッコリと会釈をする
提えられている、藍原くんの視線