flower*princess


「やっぱりいっちゃんだ!大きくなったなー!」

私に近づき頭をわしゃわしゃする。
けいちゃんは昔から私に優しい。

「あははっ、けいちゃんも大人っぽくなったー!」
「そうだなー、お前朝派手に転んだんだってな、大丈夫か?痛くない?歩けてる?」

オロオロしながら足の心配しているけいちゃんは、私の父親か!ってくらい過保護っぷりをみせてくる。

「大丈夫だから!王子様が助けてくれたの!めちゃめちゃかっこよくてね、きっと運命の出会いなんだよ!!」

私は今朝のことを思い出し、けいちゃんい朝あったことを話した。

「はぁ?王子様なんていないって!もう高校生なんだから現実みなよ・・・」
「いるもん!てかいたもん!」

さすがのけいちゃんでも呆れている様子。
なんで私の周りの人はこうも冷たいのか・・・

「もっとしゃべりたかったなぁー・・・」

「はぁ」とため息をついて顔をあげると、けいちゃんの後ろに王子が歩いてくるのが見えた。

「けいー、お前課題だせよ!集めるやつが困ってたぞ。」

けいちゃんの肩に手を置いて話しているのは、間違いなく王子だ。
今朝私を助けてくれた王子様だ。

突然のことに私はパニックになり、口をパクパクさせながら心愛をたたいていた。
心愛は「痛いって・・・」と少し怒っていた(と思う)