「一花?入学式始まっちゃうよ…」
ドアを開けて入ってきたのは心愛だった。
忘れてた!!
「私…何組だっけ…?」
転んで、そのまま保健室来たからクラス表見てないんだった。
「A組。」
「へっ?」
クラスを教えてくれたのは、王子だった。
何で私のクラスを知っているのだろう?
もしかして…私の事知ってるとか!?
でも…こんな王子様私の記憶の中から消えるわけないし…
「何で知ってるんですか?」
心愛がすごく不審そうに聞くと、ニコッと微笑み
「小鳥遊びって、珍しい名字だよね。もう転ばないよーにね、小鳥ちゃん」
と、言って立ち上がり去ってしまった。
「何だぁ?あの人」
「か…カッコイイ…王子様…小鳥ちゃんって!!」
「でた、一花のお姫様モード。」
あの人はきっと、本物の王子様だ。
今までにないこの感じ…
「一花!入学式!!」
「やば!」
これが恋ならば、今からが私の物語りのスタートかな。

