「いっちゃん怪我しないようにね!!階段から落ちないようにしなよ!!」
けいちゃん、大声で叫ばないでください恥ずかしいです。
けいちゃんと王子…じゃなくて藤崎先輩に軽く頭をさげるとニコニコと手を振ってくれた。
「かっこよすぎる、最高。」
「一花、まじあんた覚悟しといたほうがいいんじゃない?」
「何が?」
「いやいや、この展開はきっと藤崎先輩の取り巻きに目をつけられたパターンだよ。」
心愛が指を指す方向には、何故かこちらをものすごい勢いで睨んでくる方たちが…
さっきの心愛の睨みよりは怖くなかったけど。
「…きっと王子様が…」
「現実みろよ!!」
確かにこれは危うい状況。
藤崎先輩と仲良くなれたのはいいけど、比例して女友達ができないパターン…
よく少女漫画であるやつだ…
「教室入りたくなーい…」
「私まで巻沿いだよね、これ。」
「ごめんね心愛ちゃん…」
「悪いと思ってないでしょ。」
本当に悪いと思ってますよ、はい。
だって、私が頼れるのは心愛だけだし、今のところ。
教室にはいると、数人の女子がこちらを見て睨んできた。
「…ここちゃんここちゃん。恐い。」
「ここちゃんって呼び方の方が恐い。」
どんな状況でも的確に私にツッコミを入れてくる心愛。
私心愛と漫才コンビ組もうかな。

