教室、体育館、中庭…全部探した。


でも優香は見つからない。



「優香どこに行ったんだよ…」



次は、よく一緒に遊んでた公園。



「優香!!優香!!」


でてきてくれよ…。


「優香…優香がいなかったら、俺はどうすればいい?」


どこを探しても、優香はいない…。


優香が亡くなったことが、だんだん現実のように思えてきてしまう。



「先に逝くなよ」



優香が亡くなったという現実に、涙が溢れてくる。



「優香…好きだ…」


この想いは、優香に伝わることがなくて…。


伝えておけばよかったと、後悔する。