「優香、好きだ」
優香は驚いた表情。
「ずっと前から、好きなんだ、優香のこと」
俺に言われても、困るか…。
優香に背を向けて家に入ろうとしたとき…。
「あたしも!!あたしも好きだよ、敦也のこと」
今の、聞き間違えじゃないよな?
「やっと、敦也に言えた」
嬉しくて嬉しくて、俺は優香を抱きしめていた。
「あたしと、付き合ってくれるよね?」
「もちろん」
俺と優香の目からは涙がでていて、自然と唇が引き寄せられた。
優香が俺の胸をそっと押した。
そんな優香を俺は不思議に見る。
「ここ、外だから…」
あ…。
すっかり忘れてた。
さすがに外は恥ずかしいよな。
「着替えてくるね」
「おぉ」

