それが俺だったらなぁ。


でも、優香にとって俺はただの幼なじみなんだろうな。



「敦也の好きな人知りたいな」



「それは内緒。ていうか、俺たちが恋ばなするの初めてだよな」



「そういえばそうだね」


優香は、誰のお嫁さんになりたいのだろうか。



「あたしたち、明日からはまたいつも通りだよね?」



「あぁ」



いつも通りもいいけど、恋人になれたらな。



今、好きって言えたら、どんなに楽だろうか。



この関係が崩れることが怖くて…。



フラれたら、もう一生話せなくなるような気がして…。



俺、カッコ悪いな…。