「ねぇ。四宮さん。」

話しかけてきれたのは、

私と同じで、女友達がいなくて、

いつも、教室で1人でいる子。

ただ、私と違うところは、

男友達も、いないってこと。

「え…えっと、何?」

「あ!私、春風 雛!!」


同じクラスだから、名前くらい、知ってるって。

雛は、腰くらいまである長い髪。

すこしウェーブが、かかってます。

正直、すごく可愛い子。



「あ、うん。名前くらい、知ってるよ。」

「ほんとー?! あのさぁ、私、

クラスで、いつも1人で、寂しいんだ…

よかったら、友達になってくれないかなぁ?」

なんだ、この可愛い生き物は…

「もちろんいいよ。」

「やった!!ありがと!! あ~ほんとよかったー

私、引っ越して来たから、全くしゃべれる子が、

いなくて…」

へー、引っ越して来たんだ。

「私も、友達いないよ。」

「そうなのー?! あ、でも、松永くんとは?

あれってどういう関係なの?」

春風さんが、そう言ったとたん、なんが、

女子の目線が、私に、集中したよーな

「え!!春ちゃんは、親友だよ!

なんか、付き合ってるって、よく勘違いされる

けど、全然そんなんじゃないよー」

「そうなんだー、あ、私のことは、雛って

呼んでね!!」

こうして、雛と、友達になりました。