それから、私は、春ちゃんと別れ、

家の方向が、同じだという、

森くんと、雛と、三人で帰った。

もう、すっかり真っ暗。

「ねぇ、きょうか、ホントに

松永君と付き合う気ないの?」

「な…ないよー」

春ちゃんと会って、から、

ちょっと、ドキドキしたりってことは、

あったけど、でもなんかなー

「恋愛対象って考えないのー?」

「あんま、考えてないなー」

森くんが、なんかソワソワしてます。

「でも、ゼッテー春は、四宮のこと、

好きだとおもうぜー。」

「あ、わたしも。そう思う。」

「え…?!な…何の根拠があって?!」

何を言い出すんだ、森くんも、

雛も…。

「いや、だって、春見てたら分かるしー」


「え…」


「だよねぇ~?私も、見ててなんとなく

分かったー」


うー…、一回考えてみようかなぁ…