「よかったね…雛。」

あー、なんか、雛ってお人形みたいで、

可愛いなー

「何、いってんだよー!!

きょうかも、よかったじゃん!!」

バシッ

春ちゃんは、軽く私の尻をたたいた。

「春ちゃん!尻たたくな!!」

女の子に、尻をたたくのは、

どうかと思うが、

「えー、別に気にすることじゃないやーん」

春ちゃんは、女友達に、ボディタッチすら

しないから、まあ、そう思えば、

悪い気は、あんましないかな…と思う。

「やっぱ、お前ら、仲いいよなー」

森くんが、また何かちゃかしてきます。

「まあ、親友だ…しー」

私は、自信なさげに言う。

「二人は付き合うとか、考えないのー?」


「「え…」」


そんなこと、考えたことない。

春ちゃんと、ハモったけど、

なんか、春ちゃんと、声のトーンが、違った

けど、そんなことはどうでもいいや。