君がスキ。~いつも君を見つめてる~



「おはようー、柚衣」



「あー、おはようー」




いつもどおりの朝。
今あいさつしたのは友達の紫織。
いつもニコニコしてて、しっかり者で美人なんだ。私の友達ってわりとしっかりな人が多い。たぶん私がちょっと抜けてるからかも・・・・・(汗)。



そしていつも一緒の七菜子とおしゃべりタイム。




「眠いー、七菜子はいつも学校来るの早いんだね?」




「えー、だって人が少ない時に来たいじゃん。」




「・・・・・・・ほかの理由があるくせに・・・。」



「うっ・・・・」



珍しく立場逆転。いつも私の方がいじられる立場なのに今日は私が七菜子をいじる。ちょっと優越感♪




「知ってて聞いたのー!?」





そう、七菜子ってばうちのクラスの安達優紀君に片思い中なんです!
っていってももう両思い同然だと言ってるけどね!あ、友達の間だけで。



優紀君は、優しくてかっこいい、スポーツマンってカンジ。
七菜子とは性格が似てるからか、気が合うみたい。
モテるけど女慣れしてない、そういう人。
ちなみに彼はバスケ部で、うちの窓からは体育館が見える。
七菜子は窓側の席だからそこからバスケ部の朝練を見てるらしい。