君がスキ。~いつも君を見つめてる~



あたしが学習室へ行くと、すでに人は集まっていた。



1組だから一番前の席に座ればいいんだよね?


ふと、その席を後ろから見てみるとあたしが座る席の隣には見覚えのある頭が。


あれってもしかして―…


一之瀬 真尋…?


何ヵ月が前にも数学席替えでこんなかんじあった。


でも、隣にいる一之瀬真尋を嫌だ、とは今は思わない。