以外に優しかった……。 私がちょっと一之瀬真尋の事を見つめていると、気づいた一之瀬真尋はなぜか少し顔を赤く染めて、プイッと違う方を向いた。 一之瀬真尋から教えてもらったおかげで、私はちゃんと間違えずに書く事ができた。 授業が終わった帰りの廊下を私は美雨ちゃんと歩いた。 前には楽しそうに笑って喋っている井上君と一之瀬真尋が。 そんな彼を、私はなぜか見つめてしまっていた。