「約束だからね」 「うんっ! 約束! 」 小指と小指を絡めて 指切りげんまんをした。 「しゅんくん。約束、 ちゃんと守ってね」 「もちろんっ! 」 大切な大切な約束。 四つ葉のクローバーに お願いした約束。 ずっとずっと忘れない。 ―――…… ――――――― ――――――――― あの約束から10年がたった。 もう、私も16歳の 高校生になった。