月夜side プチ

「風間くん、お風呂いいよ?」

「あぁ。」

俺はテレビに顔を向けたまま返事した。

「っ///」

隣が沈んだかと思うと、瀬川が座った。

いいにおいするんだけど。

シャツはでかいのか肩とか谷間見えてるし。

「なぁに?」

視線に気がついたのか、俺を見つめ返す。

いつも軽くウェーブした髪は濡れてストレートになってて、黒髪がいっそう映える。

すっげぇ、美人。

「や、シャツ、でかかったな。悪い。」

ドキドキしてヤバい。

早く風呂いかねーと。

「そうだけど。ないよりましだもん。」

あたりまえだろ!

「ふろ、行ってくる。」

そういった足早にバスルームへ向かった。