「もっと自信もって。 幸せは自分でつかまなくちゃ」

「・・・そうだね。」

幸せは自分でつかむ

そのとおりだ。

麻奈。

あたしに幸せを得ようとすることを、許してくれる?

「あたしは、香夜たちがうまくいくことを願ってるし、話してくれてうれしい。」

「ありがと。かな」

こんなにあたしのことを思ってくれてた。

「あと、あたしは。 話してくれるまで、待つよ?」

「・・・え?」

かなはそういうと、風間君たちのほうへ戻っていった。