なかば強引にかおを河合君と洗物をしている風間君のほうに向かされる。

あ、笑った。

それを見るだけで、なんかどきどきしちゃう。

「どんな感じがする?」

「え?」

「月夜みて。 素直にね?」

「う・・・。どきどきする。」

「・・・じゃあもう、すきって気持ち、分かってるんじゃない?」

「あたしは、風間君が、好き・・・?」


そう口にしたら、心の中のもやもやが、すっきりと晴れた気がした。