あたしが優雅におMP3で音楽を聴いてると、かなが隣に座った。

「なぁに?か・た・づ・け・は?」

「ねぇ、香夜?月夜と、なんかあった?」

そんなあたしを無視してにやにやしながら聞いてくるかな。


「・・・や、別に。なにも?」

あたしはまだ、自分の話をすんなりできるほど、強くはなってないみたい。


「香夜。あたしはもっと、自分のことはなしてほしい。」


さっきの表情とは打って変わって悲しそうに話すかな。