「風間くんがいなくなっちゃったら、つらいなって、でも、そんな思いするなら、関わらなければいい。なのにそれも辛くて・・・」


自分でももうわからない。

どうすることがベストなんだろうって。

「瀬川。」

気のせいか若干弾んだ声で風間くんがあたしをよんだ。

そらには月だけが浮かんでいて、風間くんの肩越しにそれが見える。

「俺と一緒にいたい?」