苦痛じゃないっていったけど、楽しくもないことを毎日続けることは疲れる。

気づかれないようにそっとため息を吐いた・・・つもりだった。

「・・・・。なぁに?」

じーーーーっと風間がこっちを向いている。
・・・いごごちすごくわるいんだけど

「・・・いや。」

そういうとすっと視線をそらした風間くん。

「・・・?」

なんだったんだろ?

いろいろ考えてみたけど、もちろん心当たりがあるわけでもなく、退屈な授業に意識を集中させた。


それから風間くんは、ことあるごとにあたしを凝視して、あたしの悩み事をひとつ増やしてくれたわけ。