起こさないようそっとベッドを抜けようとしたけど。


「ちょっと?」

腕を引っ張られて、胸のなかにひきこまれ、抱き締められた。



あたしたちは一糸まとわぬ体なわけで。


「離してくれない?」


「イヤだ。」