わたしは女の子になる。


「…もうちょっと力入れてもいーよー」

「む…むりむりむり! なんかぐにゃってするもん!」

「しないよ! 私だってちゃんと骨あるもん!」


そんな風にふたりで騒ぎながら、結局彼は、終始優しく私の肩を揉んでいた。


「……力こめてくれないから、きもちくないー」

「くっそー、二の腕揉むぞコラ」

「やだー! 絶対やだー!」

「あれ、でも前、なんかしたら二の腕揉んでいいって…」

「いってないよ! 記憶捏造しないの!」

なんて怒りつつも、なんとなくこのやり取りを楽しんでいる自分がいる。


なんか、これ、すごく幸せ。


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