儚く散った私の恋



「……っ」

さっきの高級車から降りてきた
1人の男性だったのだ…。

いやいや、可笑しいでしょ!?

あ、誰かの執事さんかな。
……お嬢様なんて居たっけ?

「「「きゃああーーーっ!!」」」

女子生徒たちが甲高い声を
あげて喚きまくる。

そりゃ無理もない。
いきなり高級車が数台止まり
イケメンが私達のクラスになんの
躊躇もなく入ってきたのだから…

ってか、うるさい…。
耳障りな声だな…。

どっから出るのよ、怖いわ。

とは言いつつも私は別に
興味がなかったために相手の
男性を見ることもなく普通に
黒板を見ていた。

「あの…貴方は…?」

担任が恐る恐る聞く。

「あ、俺は…──
っと申します。」