儚く散った私の恋



「女のお前が男の俺に敵うとでも?」

でた…男だからって…。
私をなめてもらっちゃ困る。

「その通りです」

それだけ言うと私は掴まれている
手を見て小さく溜め息をつきながら
片方の手で掴んでいる相手の手を
捻りあげる…少し強めにね。

「…うっ」

小さい呻き声を上げ、相手は
私を見て「ちっ」っと舌打ちを
するとその場を去っていった。


「ふぅ…」
私も溜め息を漏らす。
朝から最悪だわ…。

この時私は気付いていなかった。
誰かが私の事を見ている
と、言うことに──……