ロミオ王子とジュリエット姫の物語。



「うわあ~タツノオトシゴ懐かし~」




「なんで?」


「あのね翼が来る前、乃木執事があたしの担当でよく海に連れていってくれたの。そこでタツノオトシゴを見つけたんだ。」



そうだった。
あたし完全に忘れてた。


幸せって言い聞かせてる日が一番残酷な日だって。




『今を大切に生きないと人生もったいない』
『今を大事に生きよう』


ロミオとジュリエット.....




翼ぁ、やっとあなたの大切さがわかったよ。


でもどうすればいいかなあ。




「麻羽?どーかした?」



「え?」


あ、礒山さんといっしょにいたんだった。



「礒山さんて彼女とかいないの?」




「あのさあ、麻羽も礒山なんだけど。
 いい加減陽輝って呼べよ。」


「陽輝、彼女いないの?」



でもなんかしっくりこない。

しかも自分が礒山麻羽だなんて信じられないし信じたくない気がする。






その後二人とも全く口を開かず帰った。


まずいこと聞いたのかな?