何が起こってるの…?
―――稔兄ちゃん…、ヒトじゃなくなっちゃうの…?
「…父さんも母さんも、お前が生まれてからボクに構わなくなったんだ。
ボクが怪我をした時も、テストで満点採ったって、二人はいつもお前のことばっかり…!
…やっぱりあの時、お前を確実に殺しておくんだったよ…。」
稔兄ちゃんの背中からゆらゆらと黒い煙が立ち上る。
それはただの煙ではないようで、写真を切り貼りしたみたいに煙の中に霞んだ映像がいくつも浮かんでいた。
「…………!!」
そのうちひとつの映像を見た時、私は目を大きく見開いた。
12歳の稔兄ちゃんが、眠ってる赤ん坊の首を絞めてる…。



