それが、賽の河原。 残してしまった両親に報いるために、賽の河原に送られた霊魂達は皆、いつまでもいつまでも石を積まされ続ける。 しかし、いくら積もうと終わりは無く、やって来た鬼に崩されてしまう。 それでもひたすら積み上げ続ける魂達…。 まだ地獄の淵にも至らない罰だが、これだけでもそうとうの苦痛であることは明らかだった。