アンダーサイカ



無言のヨシヤは私に顔を向けたまま、


「…………っ。」


なぜかポッポと顔を赤らめていく。



「警備員さんの親切は嬉しいけど、これは私が選んだことだから。……お願い。
最後まで任せてくれない?」


「…………。」


警備員さんは険しい顔をしてる…。

これ以上説得されたら私は打ち負けるかもしれない。
だからなんとか受け入れてもらいたい。

祈る気持ちで、警備員さんの反応を待った。



「……俺は、薬屋を…商売人を誰ひとり信用していない。

…だから、」