赤字で書かれた「未」という漢字。
最初のほうは少ないのに、ページを読み進めて現代に近くなるにつれて、「未」のふられた名前が増えていく…。
「…何かしら。
“ヤマナカ ゴサク”には無くて…、“オオワダ カレン”にはある“未”……。」
潤ちゃんにも分からないようだ。
なんだろう。全く差異が分からないリスト画面を覗き込んで、私は唸る。
ゴサクとカレン…。
そのふたつの名前から妙な違和感を覚え、私はひとつの可能性を思いつく。
「…これってもしかして、“未成年”の未じゃない?」
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