アンダーサイカ




おでこに柔らかい感触があった。



首を伸ばしたヨシヤの、白い首元が目の前にある。

ちら…と視線を上にやると、


どうやらヨシヤが、私のおでこにチューしたらしい。




…………。


―――はッ!?



「なっ、なに、なになにするの、この、バッッ!!!」



反射的だ。

反射的に私は、力一杯ヨシヤを突き飛ばした。

「ん?」

でも相手は大人。
ヨシヤは見た目以上に頑丈で、強く押した反動で私のほうがよろめいてしまった。



「豊花ちゃん、大丈夫ですか?」


「だいじょぶ…っじゃない!!

い、今、私のおでこにチュー…した!?」


「“チュー”だなんて。
そんな大それたことじゃありませんよ。

“チュ”くらいです。」


「一緒だよっ!!!」