「…ヨシヤ、いつからここにいるの?一年くらい?」
「残念ながら、もっと長い間です。
…もういつから人とご飯を食べていないのか、忘れてしまうくらい。」
「…………そう…。」
私には、ヨシヤのつらさを分かってあげることなんて到底できない。
ヨシヤは、私の想像なんか軽く超えるくらいの苦しみとか孤独を抱えてきたんだから。
―――私(ひと)を食べたい……と思うくらいの…。
「……………。
ヨシヤ。私、ご飯食べたい。」
「!」
私にできる、なけなしの優しさって何だろう。
すべてを包み込むなんて大それたことは言わない。
…ただ、私に潤ちゃんや拓くんがいてくれたみたいに…、ヨシヤにも、
―――傍に誰かがいるっていう幸せを、教えてあげたい。



