アンダーサイカ



「く…っ、薬屋…!?」


「ええ。ここは僕が営む薬屋ですよ。

…あれ?きみは知らなかったのですか?
てっきりどなたかのお使いだと思ったのですが。」


こんな時間にお使いさせる親がいるか。


…あいにく、そう言い返す勇気なんか私にはない。


だって意味不明なことが起こってるんだもの。
音も無く現れた男の人、突然再開された薬局。そして看板…。


「…っ、じゅ、」


いよいよ私は帰りたくなって、潤ちゃんたちを呼ぼうとトイレのほうに顔を向けた。



が、