北の国の薄暗い一室にアーサーとニコはいた。

「祖国は国土は広いが貧しく、近いうちに東花への侵攻を開始しようとしている。そして我々はその前にクーデターにより独裁的な現政権を打倒しようと考えているのだ」

「我々の組織の名は゛赤き黎明゛という」
アカツキは壁に架けられた紋章を仰いだ。

「その赤き黎明さんが俺たちに何のようなんだ」
アーサーは泰然としている。