「ただいまーっ」 電車に乗って30分 そこから歩いて5分 奈南の家についた。 「おー。あれ?」 奈南のお兄ちゃんが、 あたしを見て、不思議そうな顔をした。 「ゆな。今日うちに泊まるから」 奈南はお兄ちゃんにそう言うと同時に 家の近くのコンビニで買った お弁当と牛乳が入った袋を渡して あたしを2階の部屋へと導いた。