―まさか、男の子は好きじゃなくても女の子にキスできるなんて思わなかったなぁ…。 そんなことを考えながらもやはり氷野くんとは一回も話さず、週末が来た。 「―来週の月曜日は創立記念日で学校がないので、間違っても学校に来ちゃダメですよ?…はい、皆さん、ちゃんと宿題やってきて下さいねー。」 「「はーい」」 「じゃあ、皆さんさようなら!」 「「さよーならー」」