私がひとりで考え込んでいるうちに保健の先生が姿を見せた。



「―来栖さん?もう大丈夫なの?なんだか顔が赤いけど…熱でもあるの?」



「…いえ、もう大丈夫です…ベッドありがとうございました」



「そう?ならいいんだけど…気をつけてね」



「はい…」



私は保健室を出て、家へと帰っていった。