「危ない!」 私はとっさに綾月ちゃんの手をつかみ、一緒に飛び降りた。 「…恋華ちゃん!?」 私は、綾月ちゃんと体勢を入れ替え、綾月ちゃんを抱き抱えるように綾月ちゃんを守った。 綾月ちゃんは泣いていた。 そして、私達は落ちた。 幸いにも、私達が落ちた場所は植え込みだったので、私にはまだ微かに意識があった。