ハナミズキ




涙が出るほど痛い。



うめく私の声に気づいてか保健室の先生がシャッとベッドのカーテンを開けた。



「来栖さん…!?

大丈夫!?」



そう言って、私の被っていた布団を先生は剥いだ。



そこにあったのは―――――…。







大量の水と、血。



先生は、



「破水した水の中に血……!!?」


そう言って、先生はどこかに電話をし出した。