ハナミズキ








それを見た遊李さんは、微笑みながら、ポツリポツリと話し出した。




「恋華、俺な。」


「……っ?はい゙………」



何だろう…


「俺な、今めっちゃ幸せなんや。

恋華と悠の間に子供が出来て…ホンマに嬉しいんや。」



「遊李さん…」



「正直、お前と別れることになったのは、悲しかった。

お前のせいじゃないから余計にな」


「………………」


「でもそれがなかったら、恋華の腹ン中に子供なんか出来ひんかった。

それに……」