ハナミズキ




…決めた。



「……決めた。

私の夢。」



「夢?」



「…悠くんの代わりに私が…

私が、手話を学ぶ」



そうすれば、

私と悠くんの繋がりが出来る…。




「…そうか。」


遊李さんは微笑んでいた。



















私に夢を与えてくれた悠くん。



私を好きだと言った悠くん。



照れながら笑ってくれた悠くん。


私の側にいると誓ってくれた悠くん。




全部が私の想い出だよ。