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――――氷野くんへ。
ごめんね、急に手紙なんか書いて…驚いたでしょう?
でも、これだけは口では言えない。
私は、遊李さんが好きだから。
だから、手紙で………。
“好きになってくれてありがとう”
“私も、氷野くんが好きだったよ”
恋愛って難しいね。
好きなのに、どうしようもなく好きなのに………
私は別れなければいけない。
それだけでしか、私はあの人を守れないから………。
…だから、みんなは私が学校に来ても無視してほしい。
私のせいで皆が傷つくのは嫌だもの。
…だから、お願いね。
今まで、本当にありがとう。
――――恋華より。
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