ハナミズキ




―気づいたときにはもう、私は落ちていた。



「はっ!あんたバカァ?アタシが、アンタのために学校来るわけ無いでしょ!」


「…そっか、残念。」


落ちながらも、私は笑えていた。


また助かると思っていたから。




………また?