ハナミズキ




私だったことは言うまでもない。







「れん…げ…?」


遊李さんはポカンとしている。



「…なんでアンタがここに…


っ、迅は!?迅はどうしたの!?」



綾月ちゃんは、取り乱していた。



だから、私は笑顔で―



「思いっきり、急所蹴ったら、気絶してたよ?鳩尾を、ね…」