「私は…苦手です。」 そう答えると、遊李さんは驚いたような顔をしながら、 「へぇ。意外やなー。俺絶対好きやと思ってたもん。」 と、答えた。 「よく言われるんですけど…子供って、すごい素直じゃないですか。無邪気で素直な姿を見せられると、なんかこう…自分が汚れているような気になるんです。子供は天使なのに私は悪魔みたいな…。自分でも、ひねくれた考え方だと思うんですけどね」