「し…っ知らんわ、そんなもん!自分で考えええや!…ほら!もう、雨上がったみたいやし、もぉ帰り」



「…え~、遊李さんお医者さんなのにぃ~…分かりましたよー、帰りますー」



「ほ、ほな玄関まで送るわ」



「あ、はい、ありがとうございます」



遊李さんに玄関まで送ってもらい、その日は遊李さんの服を借りて、私は家へと帰って行ったのだった――……