『隠れていたのに、あたしに気がついてくれた..._』
たったそれだけなのに、なんできゅんってしちゃったの?って聞きたくなるぐらい。
でも、素直に嬉しかったんだ。
なんだか、自分だけを見てもらえたような気がして。
「おーい。大丈夫かぁ?美菜?みーなっ?」
宙翔くんがあたしに顔を近づけてきた。
!!!!!?????
一気に目が覚めたあたしは、近くにある綺麗なお顔にびっくり。
「な、何!?大丈夫だよっ」
普段めったに動揺しないのに、この時は動揺してしまった。
「そうかぁ?んまぁ、大丈夫なら、それでいいけど…。なんでここにいるんだよ?」
宙翔くん、もしかしてあの約束忘れてる?
「宙翔くん。今日、みんなで遊ぶって言ってたでしょ!?なかなか来ないから探してたのっ!」
あぁ、また可愛くない言い方。
あたしってなんでこんなに素直じゃないんだろう。。。
きっと、可憐さんなら、こんな時、男子を一瞬で虜にしちゃうような、可愛い言い方ができるんだろうなぁ...
そんなことを思っていると、今思い出した!と顔に書いてある宙翔くんが、
「あ!ごめーん;忘れてた。ゆるしてぇ~」
っとそのカッコいい顔を可愛い顔に変えて、謝ってきた。
こんな可愛くゆるしてってお願いされたら、ゆるすしかない。
「もぅ!今度から忘れたらダメだよぉ?」
今度は少し可愛く聞けたかなっ?
「はぁーい。んじゃぁ、行くか?」
そう言って、いつもの笑顔であたしに微笑んでくる宙翔くん。
「うん!」
あたしが頷くと、
「よし。んじゃぁ、Let's Go!!!」
という、宙翔くんの言葉とともにあたしたちは駆け出した_。
