○○彼氏。【完】


いや、でも今から知っていくのもありだしね!!


そう思ってじっと叶汰のほうを見ていると、視線に気付いたのかこっちを見てきた。


目があった瞬間パッとすぐに反らし、口元を隠しながら前を向いた。


その横顔からうかがえる耳は真っ赤になっていて。


あらら、目があっただけであんなに照れるなんて(笑)


カレカノらしいことなんてできるのかしら。


と思いながらなおも叶汰観察を続けていると、チラッとこっちを見た。


そして口パクで何かを言ってきた。