チラッと拓真を見ると、機嫌よさそうに奈緒たちとしゃべっていて、こっちの考えには気づかない様子。 ど、どうしよう!! まだ付き合ってはいない・・・・・のかな? いや、どっちだ? あたしの気持ちを聞いただけで、もしかしたら拓真はそんなつもりじゃないかもしれない。 あれ?なんかわかんなくなってきた。 ぐるぐると考え込むあたしにようやく気付き、覗き込んでくる拓真。 「先輩?どうしたんですか?」